こんにちは、ミルクリエーションのあゆみるです。
今日はアルコールインクアートで使うアルコールを比較してみました!
アルコールインクアートでよく使われるアルコールは「無水エタノール」と「IPA」の2種類です。
この2種類のアルコールを使用していたのですが、先日新たなアルコールと出会ったので、今回比較記事を書くことにしました。
アルコールインクアートでよく使うアルコールは?
まず前提として、アルコールインクアートで使用するアルコールは、アルコール濃度95%以上で100%に近いものが描きやすいと言われています。
特にラインデザインを描きたい場合や、アートのふちを細くしたい場合は、アルコール濃度が高い方が描きやすいと思います。
そんな中で日本でアルコールインクアートをされている方は、下記の2種類を使用している方が多いです。
無水エタノール
日本では特にこの無水エタノールを使用している方が多いかなと思います。
薬局やAmazonでも販売されているので、購入しやすく、次に紹介するIPAと比べ安心して使用できるアルコールです。
ちなみにこちらの健栄製薬さんの無水エタノールはエタノール99.5vol%以上含有とボトルに記載があります。
「IPAと比べ安心して使用できる」と書きましたが、アルコール濃度は高いので、肌や呼吸器には刺激があります。アルコールアレルギー体質の方は、使用に十分ご注意ください。
IPA(イソプロピルアルコール)
次に紹介するのが、IPA(イソプロピルアルコール)というものになります。
こちらのアルコールは初めて知った方も多いのではないでしょうか?
IPAはガラスやレンズの清掃、実験器具の洗浄などに使われます。イソプロパノール99.9%以上とボトルに記載があり、無水エタノール以上に高濃度のアルコールです。
1Lや4Lは無水エタノールに比べ安価で、細かい綺麗なラインが出やすいので、使われるアーティスト様も多いですが、毒性があるので使用の際は防毒マスク等を推奨しています。
ご参考までに防毒マスクもご紹介します。目に入る危険性もあるので、少し高価ですが全面形がオススメです。(私は半面タイプを使用していますが…)
※初めて防毒マスクを購入する際は、防毒マスクに使用する吸収缶は別売りになるので、合わせて購入してね!
IPAは細かい綺麗な線が出やすいですが、危険性も高く取り扱いが難しいアルコールです。(作業スペースの換気など、十分安全性を確保の上で使用しましょう)
そのため、初めは無水エタノールを使用して、アルコールインクアートに慣れてきてから、IPAに挑戦されるのがオススメ!
ちなみに私のアルコールインクアート制作は、8割以上無水エタノールを使用しています。
以上の2種類がアルコールインクアートをされている方が多く利用するアルコールだと思います。
次に紹介するアルコールは、ちょっと変わったアルコールで、使用している方も少ないですが、描き心地は良かったので紹介します!
無水エタノールIP
こちらが今回初めて使用した「無水エタノールIP」です。私自身も下記のAmazonで購入しました。
こちらのアルコールをなぜ購入したかというと…アルコール成分4種類も混合していて、描き心地が気になったから。
成分:
エタノール85.7% IPA(イソプロパノール)4.6% NPA(ノルマルプロピルアルコール)9.7% 水分0.2%以下
ちなみに無水エタノールはエタノール99.5vol%以上、IPAはイソプロパノール99.9%以上で、それぞれ純粋なアルコールです。
なにこれ!怪しい!気になる~!!!
私の実験意欲が刺激されました(笑)
Amazonで販売されているのは知っていて、。メーカーも調べたのですが、よく分からなかったのでずっと怪しいな~と思って見ていました。
ただコロナ渦で無水エタノールをが高騰。他に使えるアルコールがないかと探していたのです。
そして勇気を振り絞って購入。実際使用してみると、あるデザインのアートが作りやすかったのです!!
実際に無水エタノールとIPAも含め、比較した様子を写真にて紹介します。
無水エタノールIPとアルコール比較
写真の真ん中が「無水エタノールIP」です。なんと・・・IPAに比べ、細かい線は出にくいですが、それでも無水エタノールと比べると一目瞭然!びっくりするぐらい綺麗な線がでました。
これはアルコールインクアートに使える!?
そしてIPAは特有の体に悪そうな匂いがするのですが、そんな匂いもほとんどありません。
無臭ではありませんが、消毒液のような匂いがします。IPAの匂いに耐えられなかった人も使いやすいと思います。
無水エタノールIPを使用したアート
このように無水エタノールIPは無水エタノール以上に線を出しやすいアルコールで、今までIPAは使いたいけど、匂いが臭くて使えなかった、という方にはオススメのアルコールだと思います。
ただ無水エタノールもそうですが、無水エタノールIPも体に良いものではありません。使用する際は、下記の注意点をご覧の上ご利用ください。
無水エタノールIPの注意点
今回ご紹介した無水エタノールIPは、無水エタノールの表記ですが、有毒性のあるIPA(イソプロパノール)4.6% NPA(ノルマルプロピルアルコール)9.7%が入っております。
そのため、お子様やアルコールに敏感な方のご使用は特に注意してください。
また使用の際は換気ができる部屋で使用し、出来れば手袋の着用をおススメします。
今回無水エタノールIPを使用して、IPAと近い細かい線が出て、IPAに比べ匂いもほとんどしないので、こちらの無水エタノールIPはアルコールインクアートに使いやすいと感じました。
気になる方はAmazonで購入が可能ですので、お試しください。
最後までご覧頂きありがとうございます。