こんにちは!2021年より大阪を拠点に、アルコールインクアートの講師をしております、あゆみると申します。
日本でもアルコールインクアートが広がり始め、Instagramなどの投稿も多くなってきていましたね。
大好きなアルコールインクアートをたくさんの人に知ってもらえてとても嬉しいです^^
さて、本日はこれからアルコールインクアートをはじめよう!と思っている皆さまに、アルコールインクアートで必要な道具をご紹介します。
本日ご紹介するアイテムは基本的な材料のみ。
こだわっていくと、色んな表現が可能なアルコールインクアートは、知れば知るほど、描けば描くほど、楽しく奥深いと思います。
絵が苦手な人も、小さいお子さまでもできるアルコールインクアート。お気軽にアート界の門をたたいてみてください。
アルコールインクをまだ知らない方はこちらの記事からご覧ください。
最初に用意したい道具4つ
アルコールインクアートをはじめる上で、最初に用意したい道具は下記の4つです。
- アルコールインク
- 無水エタノール(アルコール)
- スポイト
- 紙
全て画材屋さんや東急ハンズ、Amazonなど簡単に購入ができるので、安心して始めることが可能です。それでは、上記の材料を少し細かく説明していきますね。
1. アルコールインク(Alcohol Ink)
まずは、色をつけるための「アルコールインク」というものが必要です。
アルコールインクは日本製や海外製で色んなメーカーがありますが、まずは日本で手に入りやすい、.Too(トゥー)さんのコピックインクがおすすめです。
インクの種類はなんと!全358色もあるので、好みの色が見つかると思います。
そして日本のメーカーなので、海外から取寄せたりする手間や送料も高くないのでオススメです!
画材屋さんや、オンラインだと.Too公式サイトやAmazon、楽天でも購入が可能です。
ただ…
色が多すぎて何を選んだらいいのか分からない!!
そんな方は海外製のPinata(ピニャータ)インクというメーカーが9色のセットを販売しています。こちらから試してみてもいいかもしれません。
残念なことに日本製のコピックインクには、ゴールドやシルバーなどのメタリック系インクがありません。
そのためメタリックインクは、海外製の Pinata(ピニャータ)インクやKAMENSKAYA(カメンスカヤ)インクをおススメしています。
KAMENSKAYA(カメンスカヤ)は当方が国内代理店をしています。少量のメタリックセットも販売しているので、ぜひお試しくださいね。
アルコールインクアートをはじめる際は、必ずと言ってもいいほど、カラーインクと合わせてメタリックインクも購入して欲しいです。
理由はメタリックインクを使うだけで、初心者さんでも簡単にオシャレな雰囲気のアートをつくることができるんです。
そのためカラーインクより少しお値段は高いですが、メタリックインクはぜひ1本持っていただきたいと思っています。
2. 無水エタノール
次にアルコールインクを滲ませるために、アルコールが必要です。
アルコールインクアートで使うアルコールは、濃度が高いものがオススメです。(エタノール95%以上推奨)
エタノールの濃度が低いと綺麗にインクが広がらなかったり、モヤモヤとした縁ができてしまったり、乾きにくかったりします。
日本では下記の2種類のどちらかを使われているアーティスト様がほとんどです。
無水エタノール
ドラッグストアなどによく売られている「無水エタノール」です。楽天やAmazonなどのネットでも購入が可能です。
私もレッスンでこちらの無水エタノールを使用しています。
IPA(イソプロピルアルコール)
IPAは「イソプロピルアルコール」と言って、工業用の洗浄剤や希釈剤や私たちの日常生活の中では、メガネレンズのクリーナーや塗装の溶剤にも使われています。
IPAは無水エタノールと比べて、エタノールの濃度が高く綺麗なラインを出しやすいことが特徴です。
ただし!
※IPAは毒性があるため吸引しないようにしてください。ガスマスクの着用が必要です。特にお子さまやペットのいる家庭では、お気をつけてご利用ください。
ただ、無水エタノールでは出しにくい繊細なデザインを、IPAでは表現が容易にできます。
そのため、ガスマスクを装着しIPAを使用されているアーティスト様も多くいらっしゃいます。
私も時々制作で使用しますが、以前ガスマスクをつけずにしており、頭痛がしたことがありました。それからはIPAを使用する際は、このようなガスマスクをめんどくさがらずに(笑)つけています。
ただし、初めての方には少しハードルが高いと思いますので、無水エタノールではじめるのが私はオススメです。
3. スポイト
スポイトはアルコールを紙に垂らすときに使います。
私は初めてアルコールインクアートをしたときは100円均一でスポイトを購入して、使用していました。(写真左側)
100円均一のスポイトでもアートはできますが、小さいためアルコールを少量しか吸い上げることができません。
そのためネットなどで別途スポイトの購入をオススメします。
スポイトには様々な形があり、私は下記のロングスポイトかスポイトボトルを使うことが多いです。
人によって好みが変わってくるので、ご自身が使いやすいものを見つけてみてくださいね。
メタリックインクなどは、下記のニードル付きのボトルに入れて使用すると少量でインクを出すことができて、とても使いやすいです。
私も普段メタリックインクはニードルボトルに移して使用しています。
このような【ステンレスのメタルボール】というものを入れると、メタリックが綺麗に攪拌されるのでオススメです。
ただAmazonなどの通販では、少量での販売がなかったりします。スポイト100本入だったり…
まずは少し試してみたいだけだから、そんなに必要ないよ!という方にオススメなのが、
色んなスポイトをお試しいただける、スポイトセット!
私がオススメのスポイトが3種類と、メタルボールやアルコールを移し替えるミニ漏斗もセットになってます。
ぜひこちらも試してみてくださいね^^
4. アート紙
最後は大切なアートを描くための紙をご紹介します。
実は、わたしがアルコールインクアートを始めた当初から、超こだわっていたのはこの紙!
アルコールインクアートって普通のコピー用紙では難しくて、綺麗にインクを広げるためには紙がとても重要になってきます。そして紙によって描き心地もすっごく変わるんです。
まず最初にご紹介するのは、一般的にAmazonや画材屋さんなど色んな場所で買える紙
「ユポ紙」という合成紙。
ユポ紙は屋外のポスターによく使われる紙で、水に強く破れにくい特徴を持った紙になります。
ユポ紙は熱に弱いため、厚めの0.25㎜がオススメです。
ただ厚みが厚いとお値段も少し高めなので、お値段を抑えたい!という方は0.11㎜でもインクアートを描くことは可能です。
ただユポ紙はドライヤーの温風に弱く、温風をかけすぎると、紙がよれてしまう事がよくあります。
そしてインクが紙に染み込みやすいので、滑らかに綺麗に広げるのはテクニックが必要な場合もあるので注意してご利用ください。
次にご紹介するのは、私がこだわりにこだわって販売しているアルコールインクアートペーパーの【ミルペーパー】
描き心地はもちろん、価格面にもこだわり、コスパの高い紙を採用しております。
こちらの紙は、インクの滑りやすさはもちろん、熱にも強く一番薄い0.08mmでも温風でよれません。
裏表がないので、両面使えて2倍お得!(笑)全国の先生方もレッスンでご使用いただいている実績もあり、初心者さまに特に使いやすいおすすめのぺーパーです!
ここまでがアルコールインクアートをはじめるときに、用意したい道具を4つご紹介しました。
ここからはお家にあると使って欲しい、便利なアイテムをご紹介していきます。
お家になければ、まずは購入しなくても問題ないですが、続けてアートをされる方は持っておいた方がいいかな!と思う道具をご紹介します。
アルコールインクアートでお家にあれば使いたいアイテム
5.ドライヤー
ドライヤーはアルコールインクとアルコールを滲ませ、広げるときに使います。
もしお家に下記のようなくるくるドライヤーがあると、普通のドライヤーよりも軽くて持ちやすいため使いやすいです。
私も普段レッスンでは下記のドライヤーを使用しています。
ご自宅にあるドライヤーを使用する場合は、アヒル口のフード部分がついているものは取り外して使用してください。
ドライヤーの代わりに、太めのストローで代用したり、息をふ~~っと吹きかけるだけでもインクは滲みながら綺麗に広がるので、試してみてください。
6. ゴム手袋
ゴム手袋はアートをする際、手が汚れないように装着します。
アルコールインクアートは気づいたらインクが手にべったり!ということが頻繁にあります。ほぼ毎回…
そのため100均でもあると思いますので、手袋の着用がオススメです。
このようなピタッとした手袋の方が、作業はしやすいです。
7. マスカーなどの敷物(大きいゴミ袋やサランラップでもOK)
インクが机などの家具につかないように、紙の下にマスカーなどのシートを敷きます。
こちらは使い捨てで、布テープ付のビニールなので、お手軽に使用することが可能です。
ネットやホームセンターなどで購入が可能です。
私は45Lの透明のごみ袋を使用したりも。「汚れてきたな」と思ったらゴミ袋として再活用もできます。
もし机がインクで汚れちゃった場合は、無水エタノールをキッチンペーパーに直接つけて、拭いてください。色によっては取れにくい場合もありますので、注意してください。
8. マスキングテープ
マスキングテープはアートをする際に、ドライヤーや風などで紙が飛ばないように固定するために使用します。
セロハンテープでもいいのですが、終わった際に粘着跡が付かない方がいいので、マスキングテープをオススメしています。
なければセロハンテープの粘着を、指などで少し落としてから使用しても問題ありません。
長くなりましたが…
以上が、アルコールインクアートを始めるために必要な道具になります。
たくさんありますが、まずは必ず必要なものから揃えてみて、徐々に増やしていくのが経済的にもいいかなと思います。
欲しいものはたくさん出てくると思います(笑)
アルコールインクアートは色の滲みや偶然できる模様を重ねて描くアートです。あなただけの世界でひとつのオリジナルアート作りをお楽しみください。
アルコールインクがあなたの明日を変える1歩となりますように。
ミルクリエーションでは、アルコールインクアートのレッスンを行っております。インクアートを始めてみたけど、思い通りにいかない方はぜひ一度ご相談ください。