こんにちは、あゆみるです。
日本でもアルコールインクアートが広がり始め、InstagramなどのSNSで投稿する人も多くなってきていましたね。大好きなアルコールインクアートの存在がみんなに伝わるのはとても嬉しいです^^
世界でひとつだけの抽象的なデザインを作れることが魅力の「アルコールインクアート」をこれから始めたいと思っている方に、どんな材料を揃えればいいのか、説明していきます。
アルコールインクとはなにか?をまだ知らない方はこちらの記事を読んでみてください。
初めてのアルコールインクアートで用意する4つのアイテム
アルコールインクアートは基本的に下記4つのアイテムがあれば始めることができます。
- アルコールインク
- 無水エタノール(アルコール)
- スポイト
- 紙
全て画材屋さん東急ハンズ、Amazonなどでも簡単に購入ができるので、安心して始めることが可能です。それでは、上記の材料を少し細かく説明します。
1. アルコールインク(Alcohol Ink)

まずは、色をつけるための、アルコールインクが必要です。
アルコールインクは日本製や海外製で色んなメーカーがありますが、まずは日本で手に入りやすい、.Too(トゥー)のコピックインクがおすすめです。
なんとインクの種類が全358色もあるんです!
そして日本のメーカーさんなので、海外から取寄せたりする手間や送料も高くないのでオススメです!
画材屋さんや、オンラインだと.Too公式サイトやAmazon、楽天でも購入できます。
ただし残念なことにコピックインクはゴールドやシルバーなどのメタリック系インクがありません。
そのためメタリックインクを使いたい場合は、Jacquard(ジャカード社)の Pinataアルコールインク(ピニャータアルコールインク)をおススメします。
このメタリックインクはとても発色がよく、アルコールインクアートを始めると必ず欲しい!と思うので、コピックインクと合わせて買っておくとアートの幅が広がります。
Amazonでカラーとのセットやメタリックインクだけのセットもありました。
2. 無水エタノール

次にアルコールインクを綺麗に滲ませるためにアルコールが必要です。
アルコールインクアートで使うアルコールは濃度が高いものがオススメです(95%以上が理想)
アルコール濃度が低いと綺麗にインクが広がらなかったり、乾きにくかったりします。日本では下記の2種類のどちらかを使われているアーティスト様がほとんどです。
無水エタノール
ドラッグストアなどによく売られている「無水エタノール」です。楽天やAmazonなどのネットでも購入できます。
一時期コロナの影響で無水エタノールの売切れが続出したり、価格が高騰しましたが今現在(2022年4月)は安定しています。
IPA(イソプロピルアルコール)
IPAは「イソプロピルアルコール」と言って、工業用の洗浄剤や希釈剤として使われることが多いのですが、私たちの日常生活の中では、メガネレンズのクリーナーや塗装の溶剤にもIPAが使われています。
水で拭くよりも乾燥が早く、ほこりや皮脂など、細かい汚れが取れやすいので活用されています。
ただしIPAは毒性があるため吸引しないように、ガスマスクの着用が必要です。そのため初めての方はハードルが高くなるので、無水エタノールで始めることがオススメです。
3. スポイト

スポイトはアルコールをインクに垂らすときに使います。私は初めてアートをしたときは100均一でスポイトを購入して、使用していました。(写真左側)
100均一のスポイトでもアートはできますが、何度か使うと穴が開いて使えなくなるので、ネットでスポイトの購入をオススメします。
スポイトには色々な形がありますので、何種類か試してみて、ご自身が使いやすいものを見つけることがオススメです。


メタリックインクなどは、下記のニードル付きのボトルに入れて使用すると少量でインクを出せてとても使いやすいです。
私も普段メタリックインクはこのボトルに移して使用しています。
しかしAmazonでは少量での販売がなかったりします。そのためミルクリエーションでは色んなスポイトをお試しいただける、あゆみるオススメのスポイトセットも販売しております。是非お試しください♪
4. アート紙

最後はアートを描くための紙のご紹介です。ミルクリエーションではよりアルコールインクアートに適したオリジナルのインクアート紙を販売しております。
こちらのページに詳細がございますので、ペーパーをお探しの方は参考にしてみてください。
Amazonなどでも購入可能なアルコールインクアートができるペーパーは「ユポ紙」という合成紙です。
ユポ紙は屋外のポスターによく使われる紙で、水に強く破れにくい特徴を持った紙になります。この表面がつるつるのユポ紙を使うことで、アルコールとインクが紙の表面で混ざり合いながら、滲んで美しいアルコールインクアートが仕上がります。
ユポ紙は熱に弱いため、厚めの0.25㎜をおススメします。(リンク上)
ただ厚みが厚いとお値段も少し高めなので、お値段を抑えたい!という方は0.11㎜でもインクアートを描くことは可能です。
ここまでがアルコールインクアートを始める上で最低限必要な4つのアイテムをご紹介しました。ここからはお家にあると便利なアイテムをご紹介していきます。
プラスで購入はしなくてもいいですが、お家にある方は用意して頂くとアルコールインクアートがやりやすくなると思います。
アルコールインクアートでお家にあれば使いたいアイテム
5.ドライヤー
ドライヤーはアルコールインクとアルコールを滲ませるときに使います。もしご自宅にあれば下記のようなくるくるドライヤーだと普通のドライヤーよりも軽く持ちやすいため、使いやすいです。
私も普段レッスンでは下記のドライヤーを使用しています。
ご自宅にあるドライヤーを使用する場合、アヒル口のフード部分がついているものは取り外して使用してください。
またお子様がアートをするときは、ストローで代用したり、息をふ~~っと吹きかけるだけでもインクは綺麗に広がります。
6. ゴム手袋
ゴム手袋はアートをする際、手が汚れないように装着します。気づいたらインクが手にべったり!ってけっこうあるので、100均でもあると思いますので、手袋の着用がオススメです。
7. シリコンマットなどの敷物(大きいゴミ袋やサランラップでもOK)
シリコンマットや大きいゴミ袋はインクが机などの家具につかないように、ユポ紙の下に敷きます。
私はシリコンマットを買っていないので、45Lの透明のごみ袋を敷いてアートしています。汚れてきたな、と思ったらゴミ袋として使用できるので便利です。
もし机がインクで汚れちゃった場合は、無水エタノールやIPAのアルコールで落ちるので安心してください。※薄い黄色など取れにくい色もあり、服についたインクは取れないので注意してください。
またこのような「マスカー」もオススメです。簡単に机などを保護することができます。
8. マスキングテープ
マスキングテープはアートをする際に、ドライヤーで紙が飛ばないように固定します。固定することで、気にせずドライヤーを当てることができます。
セロハンテープでもいいのですが、終わった際に粘着跡が付かない方がいいので、出来ればマスキングテープをおススメします。なければセロハンテープの粘着を指などで少し落としてから使用しても問題ありません。
以上のご紹介したアイテムを用意すれば、アルコールインクアートをお家ですぐに始めることができます。アルコールインクアートをこれから始めてみたい!と考えられている方の参考になれば幸いです。
アルコールインクアートは同じデザインができない、偶然が重なって出来上がるアートです。あなただけのオリジナルアート作りをお楽しみください。そしてアルコールインクがあなたの癒しのアートになりますように。
ミルクリエーションでは未経験者様、初心者の方向けにアルコールインクアートのレッスンを行っております。インクアートを始めてみたけど、思い通りにいかない方はぜひ一度ご相談ください。