アルコールインクアートは「紙選び」で仕上がりが激変!
この記事ではアルコールインクアートで定番のユポ紙と、ミルクリエーションが扱う代表2種のミルペーパー(やわらかmodel/シャープmodel)を、実験・モニター結果にもとづいてわかりやすく比較します。
アルコールインクアートをする際の紙選びの参考になれば嬉しいです♪
この記事で分かること
- アルコールインクアート紙の特徴・向き不向きが一目でわかる
- インクの染み・描き直しやすさ・光沢感の比較
- 作品テイスト(ふんわり/くっきり)別のおすすめ用紙
- 実験条件・モニターアンケートの要点まとめ
まずは結論(お急ぎの人はこちらを見てね)
- ふんわり・お花・大理石調を手軽に:やわらかmodel
- 輪郭くっきり・ツヤ強め・高級感:シャープmodel
- 価格重視&扱いやすさ:やわらかmodel
- 描き直しのしやすさ(染み残りにくい):やわらか/シャープ どちらも良好
- “まずは定番から”:ユポ紙(流通が広く入手性◎)
アルコールインクアート紙の特長
比較表
ここではアルコールインクアートでよく使われる「ユポ紙」とmilインクアート紙の「やわらかmodel」と「シャープmodel」の特徴について簡単に紹介します。
| 項目 | ユポ紙 | やわらかmodel | シャープmodel |
|---|---|---|---|
| 仕上がりの傾向 | 標準的 | 柔らかい雰囲気が出しやすい | くっきりとした線/強い光沢 |
| インクの染み | 非常に染みやすい | 染みにくい | 非常に染みにくい |
| 描き直し | インクが残り消しにくい | 消しやすい(薄残り少) | とても消しやすい |
| 光沢感 | ほとんどなし | しっとり〜中光沢 | 高光沢(ツヤあり) |
| 厚み | 様々な厚みあり | 0.08mm~0.125mm | 0.125mm |
| 向いている表現 | 練習・標準表現 | お花・マーブル・やわらか質感 | 細かいラインのデザイン |
| 価格感 | 入手しやすい | コスパ良 | やや高め(仕上がり重視) |
各ペーパーの特徴
ユポ紙
- 水に強くポスターなどにも使用されてる合成紙。入手性しやすくAmazonなどでも購入可能。
- ただしインクを落とした時にインクが染みやすい傾向があるため、大幅な修正は苦手。
milインクアート紙|やわらかmodel
- インクが染みにくい。ふんわり広がりやすく柔らかい雰囲気が得意。
- 描き直ししやすいので、初心者〜中級の作品作りに使いやすい。価格も控えめ。

milインクアート紙|シャープmodel
- 非常に高い光沢感。線が出やすくパキッとした表現に強い。
- ほとんど染みないため修正しやすい。高級感のある仕上げを狙う時に。

実験してみました
それでは、実際にユポ紙とmilインクアート紙(やわらかmodel・シャープmodel)に、インクとアルコールを広げてみます。
- ペーパー:ユポ 0.165mm/やわらか 0.08mm/シャープ 0.125mm
- インク:コピックインクBG32
- アルコール:IPA
- ドライヤー:700W温風
各ペーパーにアルコールインクとアルコール(IPA)を垂らしてみました。

- ユポ紙
インクを落とすだけでは、インクの染みはほとんど見られませんでしたが、アルコールで広げるとインクの染みがかなり強く見られます。 - milインクアート紙|やわらかmodel
アルコールインクが丸く広がります。少し紙がインクを吸ったかな?というような印象です。 - milインクアート紙|シャープmodel
紙がアルコールインクを弾くように広がります。イアルコールで広げると、インクの染みがほぼ見られませんでした。
次はキッチンペーパーにアルコールをつけたもので、ふき取ってみます。

- ユポ紙
インクが紙に染みていて、ほとんど消せません。一部薄くなりました。 - milインクアート紙|やわらかmodel
ほとんど染みが残らず消えました。シャープmodelに比べると、薄く残りますがユポ紙と、比べると一目瞭然です。 - milインクアート紙|シャープmodel
綺麗に消えました。失敗したアートも消すことができました。
- インク滴下:ユポ紙はアルコールで染みが強く出やすい。やわらかは丸く広がり、シャープは弾いて広がる傾向。
- 消しテスト:ユポはほぼ消えない。やわらかは薄残りごく少、シャープは綺麗に消える。
モニター10名様のアンケート
今回アルコールインクアート紙販売前(2020年)に10名の方にモニターに参加して頂きました。結果だけを知りたい方は、こちらのまとめをご覧ください。詳しく知りたい方はまとめより下にアンケート結果を記載しております。
- 総合評価(使用感+価格):やわらかmodelが最有力という回答が多数
- 染みにくさ:やわらか/シャープとも高評価
- テイスト適性:やわらか=ふんわり/シャープ=くっきりという傾向に同意多数
Q:次の使用感をユポ紙と比べて評価してください。
- アルコールインクの染みに関して
- 綺麗なラインはでやすいか
- ふんわりな雰囲気がでやすいか
- 価格
A:5段階評価
- 1点・・・悪い、ユポ紙の方がいい
- 2点・・・ユポ紙と変わらない
- 3点・・・どちらかというとユポ紙よりいいかな
- 4点・・・良い!購入を検討する
- 5点・・・すごく良い!購入する!
※ 10人の参加者のため、満点の場合は50点になります。
| 質問内容 | やわらかmodel | シャープmodel |
|---|---|---|
| ❶アルコールインクの染みに関して | 38点 4(8名)3(2名) | 38点 5(1名)4(8名)1(1名) |
| ❷綺麗な線がでるか | 35点 4(6名)3(3名)2(1名) | 34点 4(6名)3(2名)2(2名) |
| ❸ふんわりな雰囲気がでるか | 35点 4(6名)3(3名)2(1名) | 32点 4(3名)3(6名)2(1名) |
| ❹価格 | 37点 5(2名)4(6名)2(1名)1(1名) | 21点 4(3名)2(2名)1(5名) |
Q:今回使用したアルコールインクアート紙とユポ紙を使用感・価格などトータルしたうえで、良かった順を教えてください。
| 良かった順 | 投票数 |
|---|---|
| ①やわらかmodel ②シャープmodel ③ユポ紙 | 4票 |
| ①やわらかmodel②ユポ紙 ③シャープmodel | 4票 |
| ①ユポ紙 ②やわらかmodel ③シャープmodel | 1票 |
| ①シャープmodel ②ユポ紙 ③やわらかmodel | 1票 |
以上がアンケート結果になります。アンケートにご協力頂きましてありがとうございます。
特にやわらかmodelが良いと言って頂いた方が多かったです。アルコールインクが染みになりにくいと答えた方はやわらかmodelもシャープmodelも高い結果でした。
モニター様の声
アンケートモニターにご参加いただきました方の中から、お写真を送って頂きました数人の方のお声を要約し、ご紹介させて頂きます。※2020年時点でのInstagram名となります。
Instagram:capricious_sevem様
やわらかmodelは伸びがよくてお気に入りです。


Instagram:@moon_inkart様
やわらかmodelはあまり線が出ないような気がしますが、柔らかくふんわりとしたデザインにはいいと思います。シャープmodelはくっきりとした線が出て、パキッとしたデザインな印象と艶が好きな方に良いかもしれません。どちらの紙も染みができなかったです。


Instagram:redesign_okinawa様
やわらかmodelは、マットな質感を活かして大理石調のアートや淡い幻想的なアートをされる方にオススメの用紙です。シャープmodelはアート用紙としては不向きかもしれませんが、折れて欲しくないものなど強度や硬さが必要な場面に向いています。



皆様貴重なご意見を頂きありがとうございました。
以上が今回のユポ紙とmilインクアート紙の比較になります。
作例イメージ
こちらが実際にやわらかmodelとシャープmodelでアートをした写真になります。




最後までご覧いただき、ありがとうございました。色々と試していただき、ぜひご自身にあうアルコールインクアート紙を見つけてみてください♪







